施工事例

施工事例リノベーション

2021.05.18

親から譲り受け、自分たちらしく、子供のために。




ご主人の育ったマンションを親から譲り受け、自分たちらしく、でも子供のことを考えた住まいを叶えたいと思われていたKさん。

以前よりご覧になられていたフリーマガジン「LIFEPLUS」の誌上リフォームコンペに応募され、各社のプランの中から弊社プランを気に入っていただき、ご縁をいただきました。

Kさんのこだわりは
①閉塞的で暗い間取りを改善した明るく開放的な暮らし
②キッチンを中心とした家事動線の良い「家事楽」な暮らし
③無垢の木の床材を使った温かくて安全安心な暮らし
でした。

①閉塞的で暗い間取りを改善した明るく開放的な暮らし
窓が多い特性を生かし、床と壁を断熱したうえでリビング・ダイニング・キッチン・家事室までつなげ、自然光だけでも明るい、開放的で気持ちの良い空間を計画しました。また沢山あった家具や物は、造り付け収納を各所に設置して納め、空間を広く使えるように工夫するとともに、空間に統一感をもたらしました。


大まかなプランや予算は誌上リフォームにて数社比較を終えていましたが、初回面談以降も①詳細ヒアリング、②現地詳細調査、③オリジナルキッチン・造り付け家具詳細打合せ、④仕上げ材打合せなど、何度も打合せを重ねました。


Before キッチン・ダイニング・リビング


After キッチン・ダイニング・リビング


Before キッチン


After キッチン


Before 寝室


After 寝室



築年数は30年を超える古い物件ですが、フランスやイタリアなど区分所有物件(マンション)を改修して引き継ぐという、のは世界ではスタンダードなあり方です。
ただ断熱が無かったり、図面と必ずしも一致するわけで無いのが難しいところ。
こちらのお宅も、解体すると間仕切りの中に下記画像の鉄骨柱がありました。
ですが、そこは逆手にとって背比べの木をおさめる柱に活用しました。


Berore 図面には無かった梁を補強する鉄骨の柱



After ハンモックフックと背比べ木の柱に!

多少動線の邪魔はするものの、鉄骨でしっかりしていることを逆手にとってハンモックをひっかける柱として利用しました。

また、どこかに残したいとご希望されていた、旦那様の子供の頃の思い出である“背比べの柱”を張り付けました。

またサッカーから帰ってきた子どもが玄関から直接脱衣場・浴室に行ける動線に変更。


Berore 洗面脱衣所

After 洗面脱衣所

暗かった和室は子供部屋に。収納を兼ねたベッドは部屋をより広く使える工夫です。


Berore 和室

After 子ども部屋

リビングと子ども部屋の窓。お母さんの顔がすぐ見えて子供たちも大喜び。

ロールスクリーンを下すと個室になる“小上がりの畳”は、KさんがTV番組でご覧になられたファブリックへ変更してつくりました。



ブロック状なので、色々な形に変えながら、時にはソファ、時にはダイニングセット、時には寝室、時にはカウンター机の椅子へと変化します。

陽当たりの良いカウンターは、PC作業やカブトムシの飼育など、趣味のスペースとして大活躍です。

プランの変更には手間がかかりますが、新たな発見や、つくる楽しさを実感できるなど、私たちにとってもたくさんの喜びがありました。


床は3センチ厚の天然乾燥で香り豊かな杉材。


子供たちはずっとはだし。


Kさまが採用された理由は、実際に木に触れていいと思ったからだそうです。

同じ理由で、壁材は化学物質が一切入っていない珪藻土に決められました。


子ども部屋は家族全員で塗りました!


記念の手形。思い出をカタチで残しました。

リノベーション工事をする際に、時間価値を残す=家族の思い出を刻んでいくことは、家族にとってとても大切なことです。

今回の背比べ柱や珪藻土の手形は、Kさんのご両親からお子さんへと三代の時を越え、想いがカタチとなって残っていきます。

【親から譲り受け、自分たちらしく、子供のために。】

自分たちらしさの中に、親への感謝、そして子供たちへの想いのこもったKさんの住まい。

住まい手と作り手が一緒につくった素晴らしい住まいができました

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